種別 | 論文 |
主題 | 流動化コンクリートの締固め施工に関する研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 田草川正光(東海興業) |
連名者1 | 戸島英也(東海興業) |
連名者2 | 川埼三十四(東海興業) |
連名者3 | 近藤勝哉(東海興業) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 8 |
号 | 0 |
先頭ページ | 273 |
末尾ページ | 276 |
年度 | 1986 |
要旨 | 1.序 コンクリ−ト構造物の工事に於て、ポンプ圧送などの打込み方法に関しては過去にも多くの研究がなされている。しかし、締め固め方法については改善の研究が少く豆板の発生防止、密実化への志向が未だ十分でない。そのためJASS 5で称している高級なコンクリート品質を得るには締め固め工法の改善を計る事も必要である。 本研究は高層RC造等に必要な高品質のコンクリートを得るために締め固め工法の改善研究を計画したもので、本論文は近年開発された軽量の型わく振動機を用い、打込み締め固め時の振動加速度と振幅、躯体の表面気泡、空気量、粗骨材分布、透気性、圧縮強度について実験を行い高層RC造への採用を検討したものである。 6.結論 型わく振動機の加速度は0.5〜3Gで作用しており従来の棒形振動機と同等以上の力で加振している。粉粒体は2〜3Gが最密実になるとされている事からも効果的な加振と推測できる。しかし、本論文の結果より約10分も加振した場合気泡分布、骨材分布などに弊害が生じる。空気量も長時間の加振で減少し過ぎる恐れもあり、良好な躯体品質を得るには最大3分以内の加振が適切である。以上、加速度、気泡及び骨材分布、空気量などの品質試験結果から型わく振動機は高品質の躯体を得る中にも適している施工法であるとの確信が得られた。現在他の実験も行い高層RC造6棟をバケットとポンプ圧送で打込み、締め固めに型わく振動機を用いて施工している。 |
PDFファイル名 | 008-01-0069.pdf |