種別 | 報告 |
主題 | 高温下のコンクリートの応力緩和 |
副題 | |
筆頭著者 | 岡島達雄(名古屋工業大学) |
連名者1 | 河辺伸二(名古屋工業大学) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 8 |
号 | 0 |
先頭ページ | 309 |
末尾ページ | 312 |
年度 | 1986 |
要旨 | 1.序 原子力発電所の格納容器なとのコンクリート重要構造物の設計に当たっては、多紬応力を含めた熱的性質に関するデータは極めて重要である。しかし、ひずみを拘束することによって生ずる熱応力に関するデータは多くない。 そこで、本研究は、多軸ひずみ拘束されたコンクリートの熱応力(20〜100℃)について実験し、「温度時間換算則」を適用した応力緩和を用いて考察し、併せて非拘束方向のひずみについて考察したものである。なお、「多軸応力下のコンクリートの熱膨張とクリープ」と対をなすものである。 4.結論 本研究の範囲内で以下のことが結論される。 (1)温度上昇時(20〜100℃)における多軸ひずみ拘束下のコンクリートの熱応力は、緩和剛性率を用いて算出した応力緩和を考慮することにより、ある程度推測できる。しかし、この補正のみではひずみ拘束方向の応力減少は説明できない。 (2)昇温時、多軸ひずみ拘束下のコンクリートの非拘束方向のひずみは、「多軸ひずみ拘束下のコンクリートの体積膨張が、無拘束下のそれに等しいという条件」から算出されるひずみに等しい。 今後は、コンクリートの塑性挙動を含めた考察や、シールしたコンクリート供試体を使用した実験も必要であると考える。 |
PDFファイル名 | 008-01-0078.pdf |