種別 | 論文 |
主題 | 若材令コンクリートにおける鉄筋付着の時間依存性 |
副題 | |
筆頭著者 | 米山鉱一(新潟大学) |
連名者1 | 米倉亜州夫(広鳥大学) |
連名者2 | 宮沢伸吾(広島大学) |
連名者3 | 井上毅(広鳥大学) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 8 |
号 | 0 |
先頭ページ | 341 |
末尾ページ | 344 |
年度 | 1986 |
要旨 | 1.まえがき マッシブなコンクリートの構造物に発生するひびわれは、水和熱による温度変化に起因し、その幅が一般に大きく、コンクリートの耐力、耐久性、水密性などの観点から問題となることが多い。 従来、この種のひびわれに対しては、セメントの選択、配合設計、養生などを適切に行なって、その発生を防止しようとするのが主な傾向であった。しかし、実際にはこのような努力にも拘らずしばしばひびわれが発生し問題となることが多かったため、場合によってはひびわれの発生を認め、生じるひびわれの幅を許容値以内におさめて設計するという考え方が出てきた。温度ひびわれ幅の算定方法として種々の方法が提案されているが、温度ひびわれ幅は複雑であってその推移を予測する方法は未だ確認されておらず、またひびわれ幡に大きな影響をもたらすと思われる若材令時の付着とそのクリープ特性なども十分に明らかにされていない。 本研究は、温度ひびわれ幅の予測を最終の目的とし、それに資するために若材令時における鉄筋とコンクリートとの付着特性、特にその強度とクリープについて実験を行ない、それらを取りまとめたものである。 4.まとめ 鉄筋と若材令のコンクリートにおいて、単位付着応力度当りの付着クリープはD19よりD13のほうが大きくなることから、実際の設計において従来、ひびわれ幅を低減するためには所要の鉄筋量に対して使用する鉄筋径は小さい方が良いとされていたが、鉄筋の選定に当っては本研究結果をふまえ鉄筋本数との兼ね合いを考慮に入れ、鉄筋によるひびわれ幅の制御に関してより一層の検討が必要である。 |
PDFファイル名 | 008-01-0086.pdf |