種別 | 論文 |
主題 | コンクリートのアコースティック・エミッション特性に関する研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 山本俊彦(東急建設) |
連名者1 | 大岡賢尚(東急建設) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 8 |
号 | 0 |
先頭ページ | 393 |
末尾ページ | 396 |
年度 | 1986 |
要旨 | 1.はじめに 本研究は、アコースティック・エミッション(以下、AEと略記)手法を利用したコンクリート構造物の劣化診断システムの確立を目的としたものであり、今回は鉄筋コンクリート梁の静的交番繰返し載荷実験時に計測したAE特性について報告する。 4.結論 鉄筋コンクリート梁の正負交番繰返し載荷実験において、AEを計測した結果、以下のことが明らかになった。 (1)載荷時・除荷時ともにAEは発生する。これらのAEは、ひびわれ発生や進行によるもの、主筋のすべりによるもの、コンクリートの圧壊によるものなどが考えられる。 (2)変位量が大きい時、ひびわれ量が多いため、AEイベント数は多くなり、変位量が2倍になるとAEイベント数もおおよそ2倍になった。 (3)同じ変位量で繰返し載荷を数回続けると、AEイベント数は急激に減少していく傾向にある。 (4)新たなひびわれが生じる時のAEは、最大振幅の大きなものが多く、あるレベルを設定することにより、新たなひびわれの発生を検出することが可能であるものと考えられる。 (5)AE発生源の位置標定は、表面にみられるようなひびわれが発生した時のAEの他に、内部でのAE発生も考えられるため、AEの周波数特性などの情報と総合して行うことが必要と考えられる。 |
PDFファイル名 | 008-01-0099.pdf |