種別 論文
主題 まだ固まらないポリエステルレジンコンクリートのコンシステンシーに及ぼす調合要因の影響
副題
筆頭著者 出村克宣(日本大学)
連名者1 大浜嘉彦(日本大学)
連名者2 清水晃(日本大学)
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 409
末尾ページ 412
年度 1986
要旨 1.はじめに
 従来、ポリエステルレジンコンクリートは、テラゾタイル、化粧用パネルなどのプレキャスト製品として利用されることが多かった。しかし、その速硬性、早期の高強度発現、耐薬品性及び水密性に優れるなどの性能を生かして、化学工場、倉庫の床材、温泉地における建築物の基礎などとして、現場施工されることも増加している。ポリエステルレジンコンクリートを現場で施工しようとする場合、品質管理が容易なプレキャスト製品の製造と異なり、周囲の環境条件、特に温度条件によって、その性質が大きく左右されるものと考えられる。本研究では、ポリエステルレジンコンクリートの現場施工を想定し、打込み温度を変化させながら、そのスランプに及ぼす結合材率及び結合材粘度の影響を検討する。又、その結果から所要スランプを得るための調合要因を定める方法を提案する。
5.結論
 以上述べてきた試験結果を総括し、ポリエステルレジンコンクリートのコンシステンシーに影響を及ぼす調合要因を定める手順を示せば、図-6の通りである。
 設計基準強度によって定まるST/UP及び気温から結合材粘度を求め、その結合材粘度と所要スランプから、図-5を用いて結合材率を定めることができる。又、結合材率が定まっている場合には、上述した実験式を用いて所要スランプが求められる。このような方法によって、ポリエステルレジンコンクリートのコンシステンシーに影響を及ぼす調合要因を定めることができる。
PDFファイル名 008-01-0103.pdf


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