種別 | 論文 |
主題 | 鋼繊維膨張コンクリート床版の力学的特性 |
副題 | |
筆頭著者 | 戸川一夫(和歌山工業高等専門学校) |
連名者1 | 中本純次(和歌山工業高等専門学校) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 8 |
号 | 0 |
先頭ページ | 433 |
末尾ページ | 436 |
年度 | 1986 |
要旨 | 1.まえがき 近年、筆者らは鋼織維と膨張材の複合効果を期待したいわゆる鋼繊維膨張コンクリートに関する一連の研究を行っており、乾燥収縮の低減、強度特性の改善等その有用性を明らかにしてきた。さらに、はり部材の力学的特性の改善には太くて長い繊維がより効果的であることも明らかにしてきた。 本研究は、φ0.7x60mmの太くて長い鋼繊維をRC床版に利用した場合の力学的特性に関して、市販の0.5x0.5x30mmの鋼繊維を用いた場合と比較検討し、さらに膨張材の効果も実験的に検討しようとするものである。 4.まとめ 鋼繊維膨張コンクリートは床版の力学的特性を大幅に改善出来ることが明らかになった。例えば、φ0.7x60mmの鋼繊維1.5%と膨張材50kg/m3を併用することにより、通常のRC床版に比べて鉄筋降伏時のたわみをl/2に、押し抜きセン断耐力を1.45倍にすることが出来る。また、φ0.7x60mmの鋼繊維を1.5%混入することにより床版の鉄筋比を30%減じても力学的には通常のRC床版以上の性能を有する。概して太くて長く、しかも引張強度の高いφ0.7x60mmの鋼繊維のほうが0.5x0.5x30mmの鋼繊維よりも床版の力学的特性の改善効果が大きいことが認められた。 |
PDFファイル名 | 008-01-0109.pdf |