種別 | 論文 |
主題 | 鉄筋コンクリート柱の横補強筋による靱性向上に関する実験的研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 矢代秀雄(日本大学) |
連名者1 | 花井重孝(日本大学) |
連名者2 | 高橋勝治(日本大学) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 8 |
号 | 0 |
先頭ページ | 513 |
末尾ページ | 516 |
年度 | 1986 |
要旨 | 1.まえがき 鉄筋コンクリート柱においては、帯筋に囲まれたコアコンクリートの横方向の拘束を増すとじん性は向上する。このコアコンクリートの横方向の拘束を増加する帯筋の配筋形状にはさまざまのタイプのものが考えられる。帯筋の中にぶつ切りの異形棒鋼を溶接しないで格子状に配筋して、その付着によってコアコンクリートの横拘束の効果が筆者らの実験によって得られている。本実験では、正方形断面のコンクリート短柱を横補強筋(帯筋と棒鋼)で補強し、中心圧縮荷重を加えていくと、圧縮ひずみが0.15〜0.2%で最大耐力に達し、圧縮ひずみが0.3〜0.5%でかぶりコンクリートが圧壊する。本研究は、その時の横補強筋量と耐力の関係と、その後、圧縮ひずみが2.0%までの各ひずみ時における横補強筋量と耐力との関係を調べたものである。 4.まとめ 正方形断面のコンクリート短柱で、帯筋の他に捧鋼を格子状に配筋すると、次のようなことがわかった。 1)最大耐力は、ひずみε=0.15〜0.2%で、横補強筋量による影響はあまりみられない。 2)最大耐力以後かぶりコンクリートが剥落し、各ひずみ時の耐力は、横補強筋量によって違いがみられた。 3)ひずみが2.0%までの各ひずみ時の(P/Ac)/(Pmax/Ag)と、Pwの関係を実験式より求めた。なお、このときのコンクリートのシリンダ強度280〜300kg/cm2、横補強筋の降伏応力度3900kg/cm2で行なった。 |
PDFファイル名 | 008-01-0129.pdf |