種別 | 論文 |
主題 | 局部的に大きな荷重を受けるコンクリートの弾性応力分布と耐力 |
副題 | |
筆頭著者 | 河村博之(九州産業大学) |
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キーワード | |
巻 | 8 |
号 | 0 |
先頭ページ | 561 |
末尾ページ | 564 |
年度 | 1986 |
要旨 | 1.まえがき コンクリートプレキャスト部材間の接合、或いは設備機器や内部造作材のコンクリートへの取付けなどを対象に、コンクリートに局部的に大きな荷重が加わった場合の耐力について、接合面での力の伝達方向により、内部から接合面に垂直な引抜力を受ける引張接合、接合面に垂直に圧縮力を受ける圧縮接合、接合面方向にずらそうとする力を受けるせん断接合に分けて、それぞれの基本的なタイプについての破壊実験を行うとともに、同じ供試体の弾性応力解析を行い、破壊面の弾性応力分布から耐力が推定できることを報告してきた。本論文では便宜上区別されている各種の接合も、破壊条件比応力分布のタイプからは明確に引張系破壊と圧縮系破壊の二種類のみに分けることができることを示し、この両者の応力分布の特徴と耐力推定法について述べ、既報告の総括編として、「任意の局部荷重」を受けた場合のコンクリート耐力の推定法について述べる。但しここでは、局部応力が大きい部分の鉄筋による効果ある補強は、通常の配筋では困難な場合が多いので、これを無視した耐力は実用上は安全側となるから、補強筋の影響については言及しない。 4.まとめ 局部的に大きな任意荷重を受けたコンクリートの弾性応力分布からの耐力推定法をまとめて示した。弾性解析には有限要素解析法を用いたが分割を細かくする必要があるので、自動分割により想定破壊線上の応力分布を求めるプログラムを作成し、使用した。 |
PDFファイル名 | 008-01-0141.pdf |