種別 | 論文 |
主題 | コンクリートの曲げ疲労性状 |
副題 | |
筆頭著者 | 小玉克己(武蔵工業) |
連名者1 | 仲宗根茂(武蔵工業) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 8 |
号 | 0 |
先頭ページ | 565 |
末尾ページ | 568 |
年度 | 1986 |
要旨 | 1.まえがき コンクリート構造物においては、ひびわれが発生すれば、構造物は静的耐力以上の荷重でも繰返し載荷に伴ってひびわれが進行し、ついには構造物が使用限界に至るのである。繰返し応力を受けるコンクリート構造物において、劣化の発端は、コンクリートの微小ひびわれであり、このひびわれによってコンクリートの劣化が促進されるのである。よって繰返し応力を受けるコンクリート部打の劣化性状を検討することは、この種の構造物の設計施工を合理的に行ううために極めて重要である。またコンクリートの曲げ疲労性状を検討するためにアコースティック・エミッション法(以下AE法と呼ぶ)を用いた研究は少ない。本研究は、コンクリート供試体に曲げ繰返し荷重を作用させコンクリートの疲労性状をひずみの測定と共に、AE法を用い、ひずみとの関連において、繰返し載荷によるコンクリートの曲げ疲労性状および、繰返し載荷を受けたコンクリートの劣化性状について検討したものである。 4.まとめ 本研究の範囲内で次の事が言える。 上限応力比が低い場合(例えば40%)繰返し載荷に伴う累積AEカウント数の増加も少なく、最大ひずみの増加も見られず、200〜1000万回繰返し載荷しても残留ひずみの増知も少ない。さらに疲労後の静的載荷試験において載荷応力比の110〜120%の応力比からAEが発生しており明確なカイザー効果が認められることよりコンクリート内部のひびわれが進行していないものと思われる。 |
PDFファイル名 | 008-01-0142.pdf |