種別 | 論文 |
主題 | 加熱を受けたエポキシ樹脂塗装鉄筋の付着特性 |
副題 | |
筆頭著者 | 岸谷孝一(東京大学) |
連名者1 | 白川潔(住友金属工業) |
連名者2 | 小山浩一(住友金属工業) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 8 |
号 | 0 |
先頭ページ | 577 |
末尾ページ | 580 |
年度 | 1986 |
要旨 | 1.まえがき 鉄筋コンクリート構造物の塩害対策の一つに防食鉄筋の利用が考えられる。この中で、エポキシ樹脂塗装鉄筋(以下、エポキシ鉄筋と略記)は腐食作用の厳しい海洋環境下でも優れた耐食性を示すことが認められており、床版など一部の土木構造物に適用されつつある。これに対して、建築構造物へ適用する場合には、耐食性以外に火災後のエポキシ鉄筋コンクリート部材の性能を明らかにしておく必要がある。 以上の観点から、ここでは、コンクリート中に埋設されたエポキシ鉄筋を200、300、400、550℃の各温度で1時間加熱し、エポキシ鉄筋加熱後の付着並びに梁の曲げ性能、及び重ね継手強度について実験的に検討したので、その結果につき報告する。 4.まとめ エポキシ鉄筋を建築構造物へ適用する際の基本性能となる加熱の影響を調査した。結果を要約すると以下のとおふり。(1)鉄筋温度が400〜500℃で1時間加熱を受けたエポキシ鉄筋は、加力初期に付着すべりを生じるものの、tEP/hの小さいD19以上の鉄筋を用いれば、裸鉄筋とほぼ同等の最大付着強度を示す。(2)エポキシ鉄筋RC梁の強度は、550℃加熱後も裸鉄筋と同等で、20D〜30Dの重ね長さがあれば、鉄筋降伏点以上の継手強度を有する(コンクリートの設計基準強度240kg/cm2の場合)。 |
PDFファイル名 | 008-01-0145.pdf |