種別 | 論文 |
主題 | デッキプレート形RC板を埋設型枠に用いたRC合成床スラブの実験 |
副題 | |
筆頭著者 | 小森清司(長崎大学) |
連名者1 | 永藤政敏(長崎大学) |
連名者2 | 林誠(長崎大学) |
連名者3 | 村上義彦(富士P・S・コンクリート) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 8 |
号 | 0 |
先頭ページ | 613 |
末尾ページ | 616 |
年度 | 1986 |
要旨 | 1.はじめに PC板埋設型枠を用いるPRC合成床スラブ工法は、床スラブの施工の合理化を目的に開発されたものであるが、その導入されたプレストレスが有効に働くためひびわれ防止やスパンの長大化に役立つ事がこれまでの実験により明らかにされてきた。しかし建築では、PC鋼捧を用いる場合、35mmの純かぶりが必要となり、設計が厳しくなる。そこでPC鋼棒の代わりに異形鉄筋をあらかじめ緊張して用いる方法が考えられる。これは一方で、型枠の運搬時及び施工時におけるひびわれ防止やPC鋼棒の代わりに異形鉄筋を用いることによる経費の節減にも役立つ事になる。本研究は、これらの事を明らかにするため、リブ部に配する異形鉄筋の緊張力が異る試験体を作成し、両者の耐力、変形、破壊性状を比較検討し、異形鉄筋にプレストレスを導入したものが実用に供しうるものかどうかを実験により検証する。 7.結び リブ部に異形鉄筋を配したデッキプレート形埋設型枠でも、その鉄筋にあらかじめ降伏強度の60%のプレストレスを導入しておけば、運搬時及び施工時に埋設型枠に発生するひびわれを防止するのに有効であり、耐力、変形の面でも無緊張のものに比べて遜色ない。しかもプレストレスが導入された埋設型枠を用いることによって現場打コンクリートよる合成後の床スラブの力学的性状及び破壊性状に良好な成果が期待されることもわかり、埋設型枠として十分実用に供し得ることが検証された。 |
PDFファイル名 | 008-01-0154.pdf |