種別 | 論文 |
主題 | 鉄筋コンクリート外部柱はり接合部におけるはり主筋の定着機構におよぼす補強筋の効果 |
副題 | |
筆頭著者 | 西村泰志(大阪工業大学) |
連名者1 | 南宏一(大阪工業大学) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 8 |
号 | 0 |
先頭ページ | 645 |
末尾ページ | 648 |
年度 | 1986 |
要旨 | 1.序 既報では90°折り曲げ定着されたはり主筋の垂直定着部の定着位置が柱材の材軸よりも手前に配置されると上端筋および下端筋とも鉄筋コンクリート構造計算規準で規定される定着長きを有する場合でもはり主筋の定着性能は発揮されず部材の曲げ耐力を発揮できないことが示された。しかしながら、実際の構造物では主筋は立体的に配筋され、非常にふくそうするので、上述の配筋状態がしばしば生ずることが予測される。このような観点から、本研究ははり主筋の定着性能を向上させるために、定着機構に関する力学モデルに基づいて合理的な補強法を提案するものである。 6.結論 卜字形柱はり接合部に90°折り曲げ定着されたはり主筋の定着機構と柱はり接合部のせん断抵抗機構を関連づけた力学モデルに基づいた補強法を提案し、その補強法に基づいて9体の試験体について実験を行なった結果、上端筋および下端筋にかかわらず、垂直定着筋の位置が柱材の材軸より手前にある場合でも本補強法によって定着性能を改善することができ、はり部材の曲げ耐力を発揮させることが可能である。なお、本補強法について、はり部材の耐力を発揮させるための補強筋量を定量的に把握することが今後の課題である。 |
PDFファイル名 | 008-01-0162.pdf |