種別 | 論文 |
主題 | 高層RC壁フレーム構造の終局型耐震設計 |
副題 | |
筆頭著者 | 壁谷澤寿海(横浜国立大学) |
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キーワード | |
巻 | 8 |
号 | 0 |
先頭ページ | 681 |
末尾ページ | 684 |
年度 | 1986 |
要旨 | 1.序 近年、主に集合住宅を対象として、居住性、経済性に優れた鉄筋コンクリート構造の高層化の要求があり、実際にも30階程度まで建設されているか、そのほとんどは、部材の性質、構造物の設計及び解析の手法が比較的明快な純フレーム構造に限られている。集合住宅では必然的な戸境の璧は一体打の構造壁とする方が遮音性等からはるかに望ましいにもかかわらず耐震壁構造が用いられていないのは、高軸力下での耐震壁の挙動、壁フレーム構造の非線形地震応答等に関する研究が日本では少なく、また、靱性のある耐震壁を設計する考え方も方法も確立されていないことに原因があると考えられる。本研究は、靱性に依存する中層璧フレーム構造の設計法に関する既往の研究を基礎に、高層建築への適用を念頭において、試設計により設定した高層壁フレーム構造の非線形地震応答解析を行ない、純フレーム構造との耐震性の比較、靱性設計の可能性、応答せん断力の性質等を検討したものである。 6.まとめ 高層の壁フレーム構造の試設計及び非線形地震応答解析を行ない、耐震性及び靱性設計の可能性を検討した。純フレーム構造と比較して、全体の応答は大差なく、局部的には変形の集中が少ないので、安定した挙動が期待できる。また、耐震壁は、靱性のある設計が十分可能であると考えられる。また、最大応答せん断力の評価に重要な高次モード変動層せん断力は、加速度レベルとの対応に関して、中層の場合とほぼ同様の性質がある。 |
PDFファイル名 | 008-01-0171.pdf |