種別 | 論文 |
主題 | 衝撃的載荷による鉄筋コンクリート構造物の変形、破壊の特性 |
副題 | |
筆頭著者 | 竹田仁一(熊本工業大学) |
連名者1 | 高木秀幸(熊本工業大学) |
連名者2 | 谷川達彦(熊本工業大学) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 8 |
号 | 0 |
先頭ページ | 753 |
末尾ページ | 756 |
年度 | 1986 |
要旨 | 1.はじめに 堅固な物体の衝突または爆発などのいわゆる衝撃的載荷に対しても安全を確保しなければならないいくつかの構造物がある。原子力発電所施設、重化学工業施設等である。これらの構造物(耐爆、耐衝撃構造物)を対象とした衝撃実験は、最近、わが国でも行なわれるようになった。しかし、諸外国も含めこの分野の研究状況を見ると、ようやく研究は第2段階に進み、実用化への道を歩みはじめたようである。もっとも従来も実用化への試みはいくつかなされたが、それらは何れも臨時、応急策の色彩が強い。 構造物の耐爆、耐衝撃設計は当然のことながら衝撃的載荷による構造物の応答の特性にもとづいて行なう必要がある。この論文は従来の研究をとりまとめ、衝撃応答の特性について述べたものである。 5.結論 (1)以前は衝撃を力積と考え、応答も全体的な弾塑性応答(第2次応答)だけを考えていた。しかし、衝撃直後、衝撃位置に発生する局部的応力被応答(第1次応答)も無視できない。 (2)これら二つの応答は何れも速度効果をうけた構成方程式に支配される。その効果によって高速せん断等の脆性破壊を生ずることがあり、またコンクリート中のクラックを高速に拡大させることもある。 (3)衝撃的載荷を対象とする鉄筋コンクリート構造物の設計はこのような衝撃の特性及び荷重の広範囲の衝撃性と高速性を考慮して行なわなければならない。 |
PDFファイル名 | 008-01-0189.pdf |