| 種別 | 論文 |
| 主題 | 正負繰返しのねじりと曲げせん断を受けるRC部材の耐力・靱性 |
| 副題 | |
| 筆頭著者 | 狩野芳一（明治大学） |
| 連名者1 | 早瀬元明（山下設計） |
| 連名者2 | 福田禎治（明治大学） |
| 連名者3 | |
| 連名者4 | |
| 連名者5 | |
| キーワード | |
| 巻 | 8 |
| 号 | 0 |
| 先頭ページ | 797 |
| 末尾ページ | 800 |
| 年度 | 1986 |
| 要旨 | 1.はじめに 建築構造において地震時に、梁に生じるねじりが正負交番加力になることは殆ど無い。しかし、ねじれ振動が生じる建物の場合には、柱に正負の曲げせん断と同時に正負交番のねじりが作用するのが普通である。そこで、本論文ではこの様な部材の耐力および復元力特性に及ぼすねじれの影響を検討した。 7.まとめ ねじり振動が生じる建物の柱を想定した今回の実験では、正負交番加力時による耐力・じん性においてねじりの影響のない場合と比べたときには、多少差が見られたものの比較的良い結果が得られた。これは、ねじり剛性の急激な低下によりねじりモーメントの割合が減少し、部材降伏後も比較的安定した履歴を示したためで、ねじり変形を生じる部材でもねじり変形が拘束される様な場合では、部材の復元力特性は比較的優れていることがわかった。しかしながら、応力比一定の様に、部材にねじりモーメントの影響が大きく作用している場合には良好な復元力特性は期待できないため、この様な場合を生じない様に設計上十分注意する必要がある。 |
| PDFファイル名 | 008-01-0200.pdf |