種別 | 論文 |
主題 | 高強度コンクリートを用いた柱及びはり部材のせん断耐力 |
副題 | |
筆頭著者 | 松崎育弘(東京理科大学) |
連名者1 | 別所佐登志(鹿島建設) |
連名者2 | 福島稔(鹿島建設) |
連名者3 | 畠本斉(鹿島建設) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 8 |
号 | 0 |
先頭ページ | 813 |
末尾ページ | 816 |
年度 | 1986 |
要旨 | 1.まえがき 最近RC造による30階建程度の超高層集合住宅の建設計画が幾つか具体化されつつある。これらの建物の下層部では.地震時に生ずる大きな軸圧縮力に対処するため高強度コンクリートが用いられている。また高応力作用下でも部材に充分な靱性をもたせるために、内部のコンクリート及び主筋の拘束性に優れたせん断補強形式が採用されている。 しかしながら、高強度コンクリートと拘束性の良い配筋形式とを組み合わせた部材或いは大きな軸方向力の作用する部材のせん断性状に着目した研究例は乏しく、これらの部材に関して実験を含めたせん断性状の解明が強く望まれている。 そこでこのような部材の一例として、表-1に示すような筆者らが既に実用化している柱及びはり構造に関して、主にせん断耐力を把握する目的で21体の約1/4縮尺模型のせん断実験を行ったので以下に報告する。なお本文ではせん断耐力に及ぼすコンクリート強度、せん断補強筋及び軸力の影響について述べる。 5.まとめ 以上の結果をまとめると、コンクリートおよび主筋を有効に拘束する配筋形状を採用した柱およびはり部材のせん断耐力は、筆者らの提案する(3)式で合理的かつ安全に評価できることが確認された。また高強度コンクリートと拘束性の良い配筋形状を用いれば、現行計算規準で上限とされている1.2%を越えるせん断補強筋比に対しても、せん断耐力が期待できる見通しが得られた。 |
PDFファイル名 | 008-01-0204.pdf |