| 種別 | 報告 |
| 主題 | セメント−骨材界面および打継面の付着に及ぼすセルロースエーテル添加の影響 |
| 副題 | |
| 筆頭著者 | 早川和良（信越化学工業） |
| 連名者1 | 十代田知三（芝浦工業大学） |
| 連名者2 | |
| 連名者3 | |
| 連名者4 | |
| 連名者5 | |
| キーワード | |
| 巻 | 8 |
| 号 | 0 |
| 先頭ページ | 889 |
| 末尾ページ | 892 |
| 年度 | 1986 |
| 要旨 | 1.はじめに セルロースエーテルは従来の混和剤にはない優れたブリージング防止効果や高い粘稠性などの特徴を生かして水中コンクリート用の分離低減剤や逆打ちコンクリート用のブリージング防止剤として近年広く用いられている。 本報告は昨年の報告に引続き、セメントペーストと骨材との付着性やコンクリートの品質の均一性に及ぼすセルロースエーテルの効果を検討するとともに、ブリージング防止効果に着目し、打継面の付着性に及ぼすセルロースエーテルの効果について実験的検討を行なったものである。 4.まとめ 本実験の範囲内でコンクリートの品質に及ぼすセルロースエーテルの効果につき、次のような結果が得られた。 (1)ブリージングの低減により骨材下面の欠陥による付着性の低下を改善し、異方性を少なくするとともにセメントマトリックスと骨材との付着性を向上する。 (2)材料分離の低減により硬化後の品質の上下差を少なくする。 (3)ブリージングの低減によりレイタンスの発生を減ずるので、特に処理を施さなくても打継面の付着性が向上する。 逆打ちコンクリートなど打継部が生じる施工の際の打継部の一体化に効果的と思われる。 |
| PDFファイル名 | 008-02-0223.pdf |