種別 | 報告 |
主題 | 道路橋伸縮継手の取付けコンクリートに用いる新材料について |
副題 | |
筆頭著者 | 野田行衛(川田工業) |
連名者1 | 井城昭平(川田工業) |
連名者2 | 町田文考(川田工業) |
連名者3 | 霜越森義(電気化学工業) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 8 |
号 | 0 |
先頭ページ | 893 |
末尾ページ | 896 |
年度 | 1986 |
要旨 | 1.まえがき 道路橋伸縮継手の取付けコンクリートは、一般に新規橋梁については床版コンクリートと同種の材料が使用され、補修工事においては交通の早期開放のために超速硬性のセメントコンクリートや樹脂コンクリートが用いられる場合が多い。 取付けコンクリートは走行車輌の衝撃力を繰り返し受け、また摩耗も著しいことなどきわめて過酷な状態で使用されることから、材料には耐衝撃性、耐摩耗性さらに付着性能に優れることが要求される。このような観点から今般エポキシ樹脂に合成ゴムを混合した樹脂コンクリート(以下弾性コンクリート)を開発した。本材料は速硬性および上述の性能を満足する他、従来のコンクリートに比較して弾性係数(E=2〜8x104kg/cm2)が低いのが特教である。 本論では弾性コンクリートの各物性を検討した試験結果および実橋の伸縮継手に適用した施工例を示し、経時的に行った動ひずみ測定の結果について報告する。 6.まとめ 以上、物性試験と実橋測定結果をまとめると次のようになる。 (1)主剤に含まれるゴム成分が多くなると、弾性コンクリートの耐衝撃性は増すが強度、施工性、硬化速度は低下する。 (2)鉄板との接着にはプライマーを塗布するのが有効である。 (3)ゴムの混合により、耐摩耗性は著しく向上する。 (4)冬期の現場において施工性を良好にするには、結合材を保温する必要がある。 (5)今回の伸縮装置の場合、低弾性率のコンクリート床版に取付けた装置の発生ひずみ量はきわめて小さい。 |
PDFファイル名 | 008-02-0224.pdf |