種別 | 報告 |
主題 | 吹付けコンクリートにおける急結剤とコンクリートの混合に関する研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 竹内恒夫(間組) |
連名者1 | 喜多達夫(間組) |
連名者2 | 中内博司(間組) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 8 |
号 | 0 |
先頭ページ | 901 |
末尾ページ | 904 |
年度 | 1986 |
要旨 | 1.はじめに 吹付けコンクリートは急結性のコンクリートを圧縮空気を用いて岩盤に直接吹付け、岩盤と密着したコンクリート層を形成するが、作業空間の狭いトンネルでは発生粉じんによる作業環境の悪化が大きな問題となっている。急結性のコンクリートはセメントの水和物と急結剤成分とが反応することによって得られる。この反応はノズルでコンクリートと急結剤が混合することによって生ずる。この時、多量の圧縮空気が急結性のコンクリートの混合や運搬に用いられる。急結性のメカニズムやコンクリートの凝結時間、圧縮強度などの物理的性質は数多く研究されているが、コンクリートと急結剤の混合状態は急結剤に着色剤を入れて施工したコンクリートを観察し、その色むらの状着で定性的にとらえているにすぎない。 本研究はコンクリートと添加量の少い急結剤の混合状態を検討するために、急結剤に着色剤を混入して吹付けたコンクリート面の濃度を測定し、ノズルの形状の差による混合度を比較した。あわせて小断面模擬トンネル(φ2x11m)で吹付けを行い、急結剤やノズルの種類などを変えたときの発生紛じんの差についても検討した。 4.結論 以上の結果、吹付けコソクリートの急結剤とコンクリートの混合状態は急結剤中に着色剤を混合して得たコンクリート面の濃度を測定し、統計手法によって検討することが可能である。吹付け工法には種々の材料やノズルの組合わせが考えられるが、混合度の良いノズルは発生紛じんを減じ、さらに粉じん低減剤の添加によりその効果を期待できる。 今後、実施工面に反映し、吹付けコンクリートの低粉じん化を行って作業環境の改善を図りたいと考えている。 |
PDFファイル名 | 008-02-0226.pdf |