種別 | 報告 |
主題 | ひびわれ制御を目的としたPRC工法の適用事例 |
副題 | |
筆頭著者 | 長尾覚博(大林組) |
連名者1 | 小柳光生(大林組) |
連名者2 | 中根淳(大林組) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 8 |
号 | 0 |
先頭ページ | 917 |
末尾ページ | 920 |
年度 | 1986 |
要旨 | 1.はじめに 自己歪によるひびわれを制御する基本的な考え方は、コンクリートの長さ変化を抑えることと、拘束の度合をできるだけ小とすることに尽きるといっても過言ではない。 コンクリートの長さ変化の原因は、主に温度変化(初期の水和熱による毎度変化、空調、気象などの環境変化)、および乾燥収縮に起因するが、これを制御することは非常に難しい。 一方、本報告で紹介するPRC工法(アンボンドプレストレスト工法)は、実部材の長さ変化をPS導入により強制的に増大し、拘束度を減少させてひびわれを制御しようとするもので、ひびわれ制御の具体策として大いに期待される工法である。 本事例は、RC構造物の地下1楷のスラブおよび外壁にPRC工法を採用し、ひびわれを制御することによって防水工事を省いたものである。また、同時に部材の温度、含水率、ひずみ、PS導入力の経時変化を実測し、同工法のひびわれ制御効果について検討を加えた。 5.まとめ 本事例では、地下外壁およびスラブにひびわれの発生および漏水は認められずPRC工法を採用し防水工事を省いた当初の目約は達せられた。しかし今回は乾燥条件および温度条件ともひびわれ発生に関してはあまり厳しいとはいえない条件での適用例であるため、ひびわれ制御を目的として特に地上階の外壁にPRC工法を適用するためには、PSの導入方法、導入力等、実際に適用する上でさらに詳細な検討を進める必要があるものと思われる。 |
PDFファイル名 | 008-02-0230.pdf |