種別 | 報告 |
主題 | 圧縮部にPC鋼棒を用いたPCけた橋の載荷試験 |
副題 | |
筆頭著者 | 近藤順(オリエンタルコンクリート) |
連名者1 | 中村重朗(オリエンタルコンクリート) |
連名者2 | 海津誠昭(オリエンクルコンクリート) |
連名者3 | 手塚正道(オリエンタルコンクリート) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 8 |
号 | 0 |
先頭ページ | 925 |
末尾ページ | 928 |
年度 | 1986 |
要旨 | 1.まえがき 一般のPC構造物では、部材引張部にPC鋼材を配置し、これを引張(緊張)することによりコンクリートに圧縮応力を与え、部材に作用するコンクリートの引張応力を小さくし許容値以下になるように設計されている。 これに対し本PC梁では、従来のポストテンション工法と併用で、部材圧縮部にPC鋼材を配置し、このPC鋼材を圧縮すること(ポストコンプレッション)によりコンクリートに引張応力を与え、部材に作用するコンクリートの圧縮応力が許容値以下になるように設計されている。このように、PCけたに圧縮用PC鋼材を併用して用いる工法を以下バイプレ(バイプレストレッシングの略)工法と呼ぶことにする。 パイプレ工法の特長は、部材に作用する圧縮応力の領域が広くなるため曲げ性能が大きくなり、一般のPCけたよりもけた高を低くすることができる。 本技術報告はパイプレ工法により施工された薪寄橋について実橋載荷試験他2、3の試験を行ったものである。 4.まとめ PC鋼材を通常の使用方法とは逆に圧縮して用いるバイプレ工法で設計された薪寄橋について、プレストレスの導入量測定、圧縮鋼材の摩擦係数測定、および橋梁の載荷試験を行った。その結果、圧縮鋼材およびコンクリートに対し特に異状な挙動はなく、測定値は計算値に良く一致しており、設計方法の妥当性が確認できた。 また現在、当橋梁の変位、コンクリートの応力、鋼材応力について追跡調査を行っており長期に対する挙動を確認中である。 |
PDFファイル名 | 008-02-0232.pdf |