種別 論文
主題 シリカフューム混入コンクリートの強度性状に関する検討
副題
筆頭著者 中根淳(大林組技術研究所)
連名者1 久保田昌吾(大林組技術研究所)
連名者2 一瀬賢一(大林組技術研究所)
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 51
末尾ページ 56
年度 1987
要旨 1.まえがき
高性能減水剤、流動化剤を使用した高強度コンクリートの利用は、従来からプレキャスト製品を初め、いくつかの建築・土木構造物等に見られているが、近年、土地の有効利用・居住牲・建設コスト等の面から鉄筋コンクリート造高層建物の建設並びに建設計画が増え、市中の生コン工場を利用した高強度コンクリ−トの現場施工の要求が高まっている。また、これら鉄筋コンクリート造高層建物は、年を追うごとに超高層化の傾向があり、下層階部分のコンクリート強度もより高強度なものを要求されつつあるのが現状である。一方、高性能滅水剤等のみを利用した現場打ちコンクリートの場合は、高強度化の範囲にも限界が見受けられる。そこで、最近話題になっている超微粉末「シリカフューム」(以下S.Fと呼ぶ)を利用したコンクリート(W/C+F30、35%)の高強度化の可能性について、調査・検討を行ったので、その結果をここに報告する。

6あとがき
実験頼果から概略以下のことが分かった。
(1)S.Fの品質がコンクリートの強度等の品質に及ぼす影響は大きい。(2)S.Fに混入量が増すに従ってスランプは低下し、空気連行性も悪くなる。(3)W/C+F=35%、S.F代替率10%ではコンクリートのブリージングがほとんどない。(4)W/C+F=35%ではS.Fを10%代替えすることにより圧縮強度は10〜30%増大した。(5)引張強度、付着強度では圧縮強度程のS.F混入効果が認められない。(6)S.Fを混入することで強度増を期待するには、散水するなど十分な養生が必要である。
PDFファイル名 009-01-1010.pdf


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