種別 | 論文 |
主題 | 練りまぜ進行過程におけるコンクリートの物性および均一性 |
副題 | |
筆頭著者 | 岸清(東京電力) |
連名者1 | 渡部正(前田建設工業技術研究所) |
連名者2 | 牧野英久(前田建設工業技術研究所) |
連名者3 | 山田一宇(前田建設工業技術研究所) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 9 |
号 | 1 |
先頭ページ | 121 |
末尾ページ | 126 |
年度 | 1987 |
要旨 | 1.まえがき コンクリートを練り混ぜるためのミキサは、現在種々のものが製造販売されているが、練り混ぜ中におけるコンクリートの動的物性や練り混ぜ機構について十分に明らかにされているとはいえない。これは、練り混ぜという操作技術に影響を及ぼす要因が非常に多いためである。しかし、近年、高品質なコンクリートを練り混ぜるための技術が開発され、練り混ぜ機構についてもある程度明らかになってきた(1)(2)。 著者らは、コンクリートミキサにおける練り混ぜ機構および最適操作条件を明らかにし、製造されるコンクリートの品質をどのような指標で評価すべきかについて検討するための研究を実施している。 ここで報告する実験では、練り混ぜ時間という影響因子に着目し、練り混ぜ進行過程でコンクリートの物性および均一性がどのように変化していくかを種々のミキサを使用して検討したものである。 4.結論 今回の実験により、練り混ぜ進行過程におけるコンクリートの物性および均一性について得られた結論を要約すると以下のようになる。 (1)練り混ぜの進行に伴って、コンクリートの物性は大きく変化する。そして、その変化傾向は、ミキサの形式および操作条件の違いの影響を大きく受ける。 (2)ミキサの練り混ぜ性能を評価するには、JIS A 1119の試験のみでは不十分であり、品質特性値をも考慮した練り混ぜ特性曲線が有用な評価手法となりえる。 (3)練り混ぜ進行中におけるスランプおよびその変化は、ミキサの回転トルクにより評価できそうである。 (4)配合が同一であれば、ミキサの形式、操作条件(練り混ぜ時間、練り混ぜ方法)の違いが圧縮強度に及ぼす影響は、セメント粒子の分散牲を間接的に表わしているブリージングによって評価できうるものと思われる。 |
PDFファイル名 | 009-01-1022.pdf |