種別 | 論文 |
主題 | 各種スランプロス低減型流動化剤を用いた高強度コンクリート |
副題 | |
筆頭著者 | 青木茂(大林組技術研究所) |
連名者1 | 十河茂幸(大林組技術研究所) |
連名者2 | 芳賀孝成(大林組技術研究所) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 9 |
号 | 1 |
先頭ページ | 229 |
末尾ページ | 234 |
年度 | 1987 |
要旨 | 1.まえがき コンクリートの高強度化を図るためには、流動化剤を用いて水セメント比を低減させる方法も有効である。しかし、流動化剤を用いたコンクリートは、時間経過に伴うコンシステンシーの変化、いわゆるスランプロスが著しいという現象が指摘されている。このため、最近になって、流動化後のスランプロスを低滅できる流動化剤が開発されているが、各銘柄で成分が異なり、その性能にも違いがある。今後、コンクリートの高強度化においても、現場での施工性を考慮すると、スランプロス低減型流動化剤の使用が増大するものと思われ、これらの性能を十分に把握しておく必要がある。そこで、スランプロス低減型流動化剤を主体に数種の流動化剤を選定し、コンクリートの高強度化のために使用した場合のフレッシュコンクリートおよび硬化コンクリートの諸特性を比較した。 4.まとめ 各種スランプロス低減型流動化剤を用いた高強度コンクリートの諸性状をまとめると以下の通りである。 (1)各銘柄とも、スランプロス低減効果は富配合のコンクリートにおいて顕著にあらわれる。 (2)各銘柄のスランプロス低減効果の差は流動化後1時間以上においてあらわれる。 (3)流動化コンクリートの凝結性状、空気連行性、あるいは強度発現性状において、各銘柄で特徴がみられる。 (4)富配合のコンクリートにおいては、流動化によるスランプ増大量は、流動化剤の添加率よりも、コンクリートの単位容積当りの流動化剤の混入量で管理するのが良い。 (5)流動化後の時間経過に伴ない空気量が増大する銘柄もあり、空気量の管理には十分な注意が必要である。 |
PDFファイル名 | 009-01-1040.pdf |