種別 | 論文 |
主題 | 各種セメントを用いたコンクリートの中性化深さ |
副題 | |
筆頭著者 | 依田彰彦(足利工業大学工学部) |
連名者1 | 横室隆(足利工業大学工学部) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 9 |
号 | 1 |
先頭ページ | 327 |
末尾ページ | 332 |
年度 | 1987 |
要旨 | 1.研究目的 本研究はセメント種類のちがいをはじめ、種々の要因によるコンクリートの中性化速度の程度を知ることを目的として、CO2促進試験方法による実験を主とし、自然暴露試験方法による実験を従として行った。 5.結論 本実験研究から結論として次のようなことがいえよう。 a.セメント及び骨材の種類がかわっても同じ圧縮強度かつ同程度の締固め(打込み)であれば、中性化深さ(速度)は大略同じである。 b.化学混和剤の有無では使用した方が若干有利で、その中でも減水率が大きいAE減水剤の方がAE剤より若干有利のようである。 c.調合では当然のことであるが水セメント比は大きい方が、スランプは小さい方が、空気量は少ない方が、中性化深さはいずれも大きい。 d.環境条件ではCO2濃度を高めた方が中性化深さは大きくなる。しかし、CO2濃度を2倍に高めても中性化深さは2倍以下となり緩慢になる。さらにCO2濃度を高めればますます緩慢になる。また、期間・温度についてもCO2濃度の傾向と同じである。すなわち、長期間・高温度ほど中性化深さは大きいが、その割合は緩慢になる。また、CO2促進と自然暴露との関係(倍率)も把握した。 e.その他中性化深さのバラツキ(変動)及び平均中性化深さに対する最大中性化深さとの比を把握した。また、ポロシチーは中性化すると供試体組織の全空隙量は減じ、小さなポアーが増える。 |
PDFファイル名 | 009-01-1058.pdf |