種別 | 論文 |
主題 | 各種の表面層をもつコンクリートの中性化深さ推定方法に関する一考察 |
副題 | |
筆頭著者 | 馬場明生(建設省建築研究所) |
連名者1 | 千歩修(建設省建築研究所) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 9 |
号 | 1 |
先頭ページ | 333 |
末尾ページ | 338 |
年度 | 1987 |
要旨 | 1.はじめに この論文は、各種の表面層をもつコンクリートの中性化を予測する方法について、一提案を行うことを目的としている。現実のコンクリートは、各種の仕上材料・打込み型枠材料等によって被覆されることが多く、打放しコンクリートの場合ですら、浸透性の塗膜が施工されることが多い。このような傾向は、特に建築物に用いられているコンクリートにおいて著しい。さらに、現実のコンクリートは、耐久性上重要なコンクリートの表面層が養生不足になり、結果として耐久性が低下することが多い。一方、補修用として各種の浸透性・非浸透性の塗付け材料が普及している。 このように、コンクリートの表面層が、中性化に及ぼす効果を予測することは重要である。ここでは、中性化予測のための前提として、現実に存在する表面層の形態を中性化の予測の面から分類し、それぞれについて予測方法を提案する。 6.まとめ 以上の提案および検討結果をまとめると以下の事項のようになる。 (1)現実のコンクリートに存在する表面層を、中性化の進行予測の面から3つのタイプに分類した. (2)表面層を媒介とするコンクリートの中性化の進行は、表面層が完全に中性化する時間が重要であり、時間等価則に基づいて予測できる。 (3)表面層のタイプ毎に、内部コンクリートの中性化探さを予測する式を提案した。 (4)表面層の中性化抑制効果はタイプによらず、中性化抵抗によって表現できる。 |
PDFファイル名 | 009-01-1059.pdf |