種別 | 論文 |
主題 | ポリマーセメントモルタルの中性化に対する抵抗性 |
副題 | |
筆頭著者 | 大濱嘉彦(日本大学工学部) |
連名者1 | 出村克宣(日本大学工学部) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 9 |
号 | 1 |
先頭ページ | 531 |
末尾ページ | 536 |
年度 | 1987 |
要旨 | 1.はじめに 結合材としてセメントとポリマーを用いたポリマーセメントモルタルは、硬化後において、モルタル中に連続したポリマー皮膜が形成されるため、普通セメントモルタルに比べて乾燥収縮が小さく、伸び能力、接着性、防水性、気密性などに優れる。そのため、最近では、ポピュラーな左官用材料として用いられるばかりでなく、特に、鉄筋コンクリート構造物の耐久性向上を目的とした補修材料として注目されている。そこで、本研究では、高濃度加圧型及び低濃度非加圧空中性化促進装置を用いて、促進中性化試験を行い、ポリマーセメントモルタルの中性化に対する抵抗性について検討すると共に、ポリマーセメントモルタルの中性化速度についても若干の考察を試みる。 5.総括 以上の試験結果を総括すれば、次のごとくである。 (1)普通セメントモルタルに比較して、ポリマーセメントモルタルの中性化に対する抵抗牲は相当に優れており、その中性化速度係数はポリマーセメント比10%では、普通セメントモルタルのそれの1/2以下、ポリマーセメント比20%では1/4以下である。 (2)ポリマーセメントモルタルを屋外暴露した場合の中性化深さは、次式のごとく表せる。 C=a√t+b ここに、C:ポリマーセメントモルタルの中性化深さ(mm)、 t:暴露期間(年)、a:中性化速度係数、b:実験定数 |
PDFファイル名 | 009-01-1095.pdf |