種別 論文
主題 骨材のアルカリ反応性の簡易迅速試験法に関する実験
副題
筆頭著者 阿部道彦(建設省建築研究所)
連名者1 田中斉(建設省建築研究所)
連名者2 東ヶ崎清彦(住宅部品開発センター)
連名者3 友沢史紀(建設省建築研究所)
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 639
末尾ページ 644
年度 1987
要旨 1.はじめに
反応性骨材の判定方法には、種々の方法があるが、現在一般に用いられている方法は化学法およびモルタルバー法である。前者は、骨材のアルカリ反応性を化学的に調べるもので、短期間で結果が得られるという利点はあるものの複雑な操作によらなければならない。またモルタルバー法は、判定に3ヶ月ないし6ヶ月と長期間を要するという問題点がある。このため、現在、種々の簡易迅速妖験法1)~5)が検討されているが、まだその特性に不明な点もあり、検討すべき課題も残されている。
本研究では、骨材のアルカリ反応性やコンクリートに使用した場合の膨張性を、簡易に、かつ迅速に判定できる試験方法を確立することを目的としており、(株)日本建築総合試験所で提案されたモルタルバーを高温高湿で促進する試験方法を取り上げ、反応促進試験条件(アルカリ量、促進試験時間、供試体の保存条件等)を変化させてモルタルの膨張率に及ぼす影響を調べた。

6.まとめ
本実験でおこなった簡易試験法は、アルカリ反応性のある骨材の判定でモルタルバー法(3ヶ月)との対応が比較的よく、かつ簡易試験法で膨張を示さない骨材は、モルタルバー法でも大きな膨張を示さないことから、適切な試験条件の選定と判定基準の判定により、骨材の反応性を簡易に判定する試験法として、十分実用化の可能性があるものと考えられる。試験条件の選定と判定基準の設定にあたっては、多くの骨材を用いたさらに詳細な検討が必要であり、今後も実験を継続していく予定である。
PDFファイル名 009-01-1113.pdf


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