種別 | 論文 |
主題 | マスコンクリートの温度応力のリラクセーション解析 |
副題 | |
筆頭著者 | 平田正成(菊水化学工業技術開発部) |
連名者1 | 森本博昭(岐阜大学工業短期大学部) |
連名者2 | 小柳(岐阜大学工学部) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 9 |
号 | 2 |
先頭ページ | 19 |
末尾ページ | 24 |
年度 | 1987 |
要旨 | 1.まえがき 近年のコンクリート構造物の大型化、高機能化に伴い、セメント水和熱による温度応力に起因する、温度ひび割れに対する関心が高まってきている。温度応力を解析により予測する際、コンクリートの粘弾性的性質による温度応力の緩和現象をいかに評価するかが、精度の高い解析を行うための要件となっている。現在一般的には、クリープ特性を基に応力の緩和量が算出されているが、温度ひずみが拘束され生じるという、温度応力の基本的な発生ならびにその緩和メカニズムからは、クリープよりはむしろリラクセーション特性を用いた方がより合理的かつ直接的であると考えられる。 本研究は、より精度の高い温度応力解析手法の確立を目的とし、その一環として、実験により得られた若材令コンクリートのリラクセーションならびにクリープ特性を基に、橋脚ならびに厚壁に対する温度応力の解析を試み、リラクセーション特性を用いた解析手法の合理性を検証したものである。 5.あとがき 本研究で行ったリラクセーション解析による結果と実測値との対応は良好であった。一方、クリープ解析では、全体的に応力の低減がリラクセーション解析よりも大きく評価される傾向にあり、特に材令初期において顕著であった。 リラクセーション解析とクリープ解析のいづれがより正しい温度応力を与えるかについて、本研究の結果のみで結論づけるのは早計であるが、本研究により、ここで用いたリラクセーション解析手法の有効性が示されたものと考えられる。 |
PDFファイル名 | 009-01-2004.pdf |