種別 論文
主題 打設リフトを考慮した橋脚の温度応力に関する研究
副題
筆頭著者 若山孝夫(矢作建設工業土木本部)
連名者1 竹内誠(矢作建設工業土木本部)
連名者2 梅原秀哲(名古屋工業大学工学部)
連名者3 吉田弥智(名古屋工業大学工学部)
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 31
末尾ページ 36
年度 1987
要旨 1.まえがき
最近、温度ひびわれと思われるひびわれが、断面の大きなコンクリート構造物に限らずしばしば発生している。その温度ひびわれ対策を検討する上で、コンペンセイションライン法又はコンペンセイションプレーン法による応力解析は有効な手法である[1]
通常、構造物の施工にあたってはあらかじめ施工計画を立て、その施工順序にしたがっていくつかの打設リフトに分けて施工を行うのが一般的である。そのため温度応力を予測し温度ひびわれの検討を行う際にも、打数リフトを考慮した解析がより実際の施工に近く現実的と思われる。筆者らは、2年間にわたり同形状、同規模の2基の橋脚を対象とし温度応力に関する計測の機会を得、研究を行ってきた。本報告は、それらの研究の成果をもとに新たに橋脚を施工する場合に、リフト分割を含むいくつかのパラメータを設定し温度応力解析を行った結果より、それぞれのパラメータの応力低減の効果について研究を行ったものである。

9.結論
本研究により、以下のことが明らかになった。
1.本研究に用いたモデルでは、フーチング部分において1回当たりのリフト高さは1m程度以下、打数時間間隔は2日程度が良いことがわかった。
2.躯体部分では、各リフトの打数時間間隔の長さによって応力が影響を受けるため、温度応力の解析には打設リフトを考慮した検討を行い最適なリフト分割と打設時間間隔を決定する必要がある。
PDFファイル名 009-01-2006.pdf


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