種別 | 論文 |
主題 | マット状構造物における温度ひびわれ制御に関する研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 佐竹照一(名古阜工業大学大学院) |
連名者1 | 梅原秀哲(名古屋工業大学工学部) |
連名者2 | 吉田弥智(名古屋工業大学工学部) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 9 |
号 | 2 |
先頭ページ | 49 |
末尾ページ | 54 |
年度 | 1987 |
要旨 | 1.はじめに マスコンクリートのひびわれ防止、あるいは、発生する場所やひびわれ幅を制限することを含めたひびわれ制御の方法として材料および配合の選定、ブロック分割、打込み時間間隔、打設温度、養生方法の選定など施工全般にわたっての対策が考えられる。しかしながら、どの対策が最も効果かあるのか明確な指標がないのが現状である。そこで、本研究では、マット状構造物を対象として、形状、外部拘束の程度、コンクリート打設時の外気温、養生、打設温度をパラメータにとり、温度応力解析を行うことによって各パラメータの温度ひびわれに対する影響について検討するとともに、ひびわれ対策の基礎データを作成することを目的とする。 5.結論 この研究で明らかになったことをまとめると以下の通りである。 (1)各パラメータのマット状構造物の温度応力に及ぼす影響は、温度応力を内部拘束応力と外部拘束応力に分けることによって、高さHに大きく支配されていることが明らかとなった。 (2)コンクリート打設特の外気温は、高いほど温度ひびわれに対し危険となり、この影響は、Hが大きくかつ外部拘束作用が小さいほど顕著となる。 (3)養生は内部拘束応力の卓越する構造物においてはひびわれ防止に有効な対策となるが、外部拘束応力が卓越する場合には、ひびわれを生じさせる恐れがある。一方、プレクーリングは外部拘束応力の有無にかかわらずひびわれ防止に投立つ。また養生およびプレクーリングの両方を行った場合には、それらの個々の影響をかけ合わせることによってその影響を推測できる。 (4)対象となるマット状構造物の外気温15℃で養生およびプレクーリングを行わない場合の温度応力を計算することによって、ここで提案した式により外気温、養生、プレクーリングが温度ひびわれ制御にどの程度有効であるかを、簡便に計算することかできる。 |
PDFファイル名 | 009-01-2009.pdf |