| 種別 | 論文 |
| 主題 | 正負交番載荷時のテンションスティフニング効果 |
| 副題 | |
| 筆頭著者 | 玉井真一（東京大学大学院） |
| 連名者1 | 島弘（東京大学大学院） |
| 連名者2 | |
| 連名者3 | |
| 連名者4 | |
| 連名者5 | |
| キーワード | |
| 巻 | 9 |
| 号 | 2 |
| 先頭ページ | 85 |
| 末尾ページ | 90 |
| 年度 | 1987 |
| 要旨 | 1.はじめに 交番荷重の作用を受ける鉄筋コンクリート構造物を平面要素の集合体として解析する場合、交番荷重下における平面要素の構成則が明らかにされなければならないが、交番荷重下における鉄筋コンクリートのひびわれ直角方向の剛性に関する研究はきわめて少ない1)。本研究は、鉄筋コンクリート一軸部材の交番載荷試験を行い、交番荷重下における鉄筋コンクリートの挙動を観察するとともに、交番荷重下における鉄筋コンクリートのひびわれ直角方向の剛性を評価する方法について検討し、一軸応力下の交番荷重履歴に対応する変形挙動の解析を可能にするものである。 5.まとめ 一軸鉄筋コンクリート要素の交番繰り返し荷重下における剛性に関する実験および解析の結果から、次のような結論を得た。 1)コンクリートに発生する応力を、鉄筋との付着により生じるものと、ひびわれの接触により生じるものに分別し、それぞれの応力と平均ひずみとの関係を定式化した。 2)鉄筋との付着によりコンクリートに生じる応力と平均ひずみの関係が与えられているとき、鉄筋の応力分布形を仮定することにより、交番載荷時における降伏後の鉄筋の平均応力-平均ひずみ関係を求めることができる。応力分布形は正弦曲線により表すことができる。 3)コンクリートと鉄筋のそれぞれの平均応力-平均ひずみ関係を重ね合わせることにより求めた一軸鉄筋コンクリート部材の荷重-平均ひずみ関係の解析値は、実験結果と良く一致した。 |
| PDFファイル名 | 009-01-2015.pdf |