種別 | 論文 |
主題 | 鉄筋コンクリート柱における横補強筋の拘束効果に関する実験的研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 矢代秀雄(日本大学生産工学部) |
連名者1 | 花井重孝(日本大学生産工学部) |
連名者2 | 高橋勝治(日本大学生産工学部) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 9 |
号 | 2 |
先頭ページ | 145 |
末尾ページ | 150 |
年度 | 1987 |
要旨 | 1.まえがき 鉄筋コンクリート柱のじん性を得るためには、コアコンクリートの横方向への変形を横補強筋で有効に横拘束することである。著者らは、横補強筋に帯筋と帯筋によって囲まれたコアコンクリートの中にぶつ切りの異形棒鋼を格子状に配筋して、異形棒鋼とコアコンクリートの付着によりコアコンクリートの拘束効果をはかり、帯筋の拘束効果と格子状配筋の拘束効果で強度とじん性を向上させることを報告してきた。[1] 本研究は、正方形断面のコンクリート短柱を横補強筋(帯筋と格子状異形棒鋼)のみで補強し、中心圧縮力を加え、帯筋間隔(Sy)と中に入れる異形棒鋼の本数(n)を変化させて、特に横補強筋量の多い試験体を発表論文[1]に加えて圧縮ひずみ3%までの横補強筋量と耐力との関係を調べたものである。 3.まとめ 鉄筋コンクリート柱において、帯筋とそのコア内に異形棒鋼を溶接せず格子状に配筋した場合、その拘束効果による耐力ヘの影響について、次のようなことがわかった。 1)最大耐力(Pmax)については、配筋量による影響は余りみられず、大部分の試験体においてシリンダ強度(σB)のほぼ0.8倍程度となった。 2)荷重-ひずみ曲線のひずみ3%までの傾向を実験式(P/Ac)/(Pmax/Ag)=αPw/(Pw十β)-γで±10%の誤差で表すことができた。なお、各ひずみ時の実験式の係数α、β、γは図-12のようにとった。この実験式を求めるにあたり、コンクリートのシリンダ強度(σB)は260〜310kgf/cm2、横補強筋の降伏応力度(σy)は3900kgf/cm2であった。 |
PDFファイル名 | 009-01-2025.pdf |