種別 | 論文 |
主題 | プレキャスト合成耐震壁の耐力および変形 |
副題 | |
筆頭著者 | 望月重(武蔵工業大学工学部) |
連名者1 | 石川康之((株)熊谷組構造部) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 9 |
号 | 2 |
先頭ページ | 157 |
末尾ページ | 162 |
年度 | 1987 |
要旨 | 1.序 高層鉄筋コンクリート共同住宅においては、桁行方向を架構構造とし、はり間方向を連層耐震壁構造とする建材が要求されるようになってきている。その際、施工の省力化かつ高品質コンクリートの打設の点から、耐震壁の壁板にはり付きプレキャスト板を用い、付帯柱を場所打ち柱とする合成連層耐震壁が用いられる例が多くなってきている。本研究ではこのような構造に着眼しプレキャストの壁板と場所打ちの付帯柱からなる合成耐震壁の実験と一体打ち耐震壁の実験を行い、耐力および変形・破壊性状について比較検討した。さらにプレキャスト合成耐震壁の接合部をボンドリンク要素に置換した非線形有限要素法解析を行い、実験結果を追跡した。 5.結論 プレキャストの壁板と場所打ちの付帯柱からなる合成耐震壁の水平加力実験を行った結果、試験体の破壊モードは水平接合部のすべり破壊および圧縮側柱のせん断破壊であった。耐力的には一体打ち耐震壁と同等の耐力を得ることができたが、最大荷重以後の剛性低下は一体打ち耐震壁より大きい結果となった。プレキャスト合成耐震壁の変形に十分なじん性を持たせるためには、壁板の水平接合部のすべり破壊及び付帯柱がせん断破壊が生じないようにすることが重要である。 |
PDFファイル名 | 009-01-2027.pdf |