種別 | 論文 |
主題 | 二方向載荷をうけるRC外部柱・梁接合部の挙動 |
副題 | |
筆頭著者 | 藤井栄(京都大学工学部) |
連名者1 | 森田司郎(京都大学工学部) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 9 |
号 | 2 |
先頭ページ | 181 |
末尾ページ | 186 |
年度 | 1987 |
要旨 | 1.序 鉄筋コンクリート柱・梁接合部に関する既往の研究成果は平面架構をとりだした実験が大半であり、設計上、直接問題となる立体骨組中での接合部の挙動の解明には極めて資料が不足している現状である。具体的には、直交方向の梁の拘束効果、スラブの影響、二方向載荷履歴の影響の解明が主要な課題である。本研究は、外柱に梁が三方からとりつく立体接合部を対象に二方向載荷実験を行い、上記の各影響因子を評価することを目的としている。本報では実験より得られた履歴特性、柱、梁、接合部の各構成材の変形特性に基づいて検討した結果の概要を報告する。 4.結論 ○降伏程度の載荷履歴をうけた直交梁は拘束効果が大きく低減する。○片側だけの直交梁の拘束効果はほとんどない。○スラブの曲げ抵抗寄与は変形に伴い増大し、接合部せん断力、柱・梁曲げ耐力比への影響は無視できない。○二方向載荷により、接合部の剛性は劣化し、架構の変形に占める割合が増大する。○本実験範囲(τj=60kgf/cm2程度)では接合部補強筋量の増大(0.42 → 0.83%)は接合部変形を拘束するが、全体の履歴特性に及ぼす影響は小さい。 |
PDFファイル名 | 009-01-2031.pdf |