種別 | 論文 |
主題 | 柱に型鋼を配したRC造の柱・梁接合部の耐震性に関する実験的研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 小西輝彦(大日本土木技術室) |
連名者1 | 跡部義久(大日本土木技術室) |
連名者2 | 熊田誠謙(東大受託研究員) |
連名者3 | 田中義成(大日本土木技術室) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 9 |
号 | 2 |
先頭ページ | 205 |
末尾ページ | 210 |
年度 | 1987 |
要旨 | 1.はじめに 現在、わが国における7〜15階建て程度の高層建物の躯体としてはSRC造が主流を占めている。鋼材とコンクリートとの複合部材で構成する点ではSRC造もRC造も同様であるが、一般に施工も含めた躯体工法としての信頼性に関してはSRC造に優位性があると言える。このような観点から、7〜15階建て程度の高層建物の躯体として、建物の靭性向上をはかり、しかも施工の合理化をはかる工法として、従来のRC造にかわり、柱の芯に型鋼を挿入し、梁主筋にネジフシ鉄筋を用いて、これを型鋼に貫通させ固定する工法を考案した。 そこで、本研究では上記骨組構造、特に柱・梁接合部の耐震性を把握するため、柱・梁接合部に関する構造実験を実施したのでその実験概要と結果について報告する。 4.おわりに 本報告では、柱・梁骨組の繰返し載荷実験により骨組としての全体的な荷重変形挙動、応力伝達機構について種々検討してきたが、本構造方法による骨組としての耐力および変形は、従来のRC造の耐震性能と同等あるいはそれ以上の耐震性を有し、また梁主筋の接合部通し筋の定着性能についても従来の定着性能とほぼ同等の性能を有していることがわかり、定着ナットによる応力伝達機構も把握することができた。今後、接合部設計への適用について検討を加えていく予定である。 |
PDFファイル名 | 009-01-2035.pdf |