種別 | 論文 |
主題 | 既設橋脚の鋼板巻き耐震補強方法に関する実験的研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 宮本征夫(鉄道総合技術研究所) |
連名者1 | 石橋忠良(JR東日本) |
連名者2 | 斉藤俊彦(鉄道総合技術研究所) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 9 |
号 | 2 |
先頭ページ | 275 |
末尾ページ | 280 |
年度 | 1987 |
要旨 | 1.まえがき 既設橋脚の耐震補強法をRC巻立てで行う場合は、自重増加による基礎部の負担が増し不経済となる場合がある。このような橋脚の場合には、耐力の増加を期待するよりは、大きな変形を許容して橋脚の倒壊を防ぎ、地震後に簡易な補修で復旧する方法が経済的な手法といえる。このため、橋脚の自重を大幅に増加させずに耐震補強する手段である鋼板巻き補強方法について必要な補強鋼板の実用的な算定法を明かにすることを目的として実験的な調査研究を行った。 5.まとめ (1)RC脚柱に崩壊巻立て補強を施すとコンクリートの剥落が抑えられ、く体下端部での破壊に対して、終局変位が大きくなり、鉄筋の途中定着部での破壊に対しては、耐力、終局変位ともに大きくなる。この効果は、鋼板厚が大きいほど、また、く体幅が小さいほど大きい。 (2)既設RC橋脚の耐震補強に必要な補強鋼材算定は、想定地震の入力で必要となる変形性能(じん性率)が求められれば、橋脚下端では(1)式より必要となるく体のみのじん性率を求めて(4)式に代入して補強鋼材比を求め、鉄筋の途中定着部では(8)式を解いて補強鋼材比を求めて、この補強鋼材比を満足する鋼板厚、貫通ボルト断面積を求めればよい。 |
PDFファイル名 | 009-01-2047.pdf |