| 種別 | 論文 |
| 主題 | 任意方向の曲げ・せん断を受ける二方向X形配筋柱の弾塑性挙動 |
| 副題 | |
| 筆頭著者 | 倉本洋（鴻地組技術研究所） |
| 連名者1 | 宮井清忠（鴻地組技術研究所） |
| 連名者2 | 南宏一（大阪工業大学工学部） |
| 連名者3 | 若林實（日本建築総合試験所） |
| 連名者4 | |
| 連名者5 | |
| キーワード | |
| 巻 | 9 |
| 号 | 2 |
| 先頭ページ | 293 |
| 末尾ページ | 298 |
| 年度 | 1987 |
| 要旨 | 1.まえがき 地震時に構造物が受ける水平力は、大きさが変化すると同時に、方向も刻一刻変化する。すなわち、柱は、あらゆる方向の外力に対して耐震的であることが必要である。筆者らは、既に、鉄筋コンクリート構造物において2方向の外乱に対して柱の耐震性能を向上させる構法として、二方向X形配筋法を考案した。さらに、二方向X形配筋柱の主軸方向曲げ・せん断に対する有効性を実験的および理論的に確認した[1][2]。本論では、主軸と異なる方向に曲げせん断力を受ける二方向X形配筋柱および平行配筋柱の弾塑性挙動を調べ、比較検討を行う。 5.結論 本研究で得られた結論を以下に示す。 1）任意方向に一方向載荷された平行配筋柱および二方向X形配筋柱のせん断耐力は、断面の主軸方向に一方向載荷された柱のせん断耐力とほぼ等しく、累加強度理論による主軸せん断強度によって評価することが可能である。 2）対称断面を有する平行配筋柱および二方向X形配筋柱の載荷方向の相違による復元力持性の差異はほとんど認められない。 3）任意方向のせん断力に対する二方向X形主筋の負担せん断力は(8)、(9)式で評価できる。 4）二方向X形配筋柱は、任意方向の曲げせん断力を受ける場合でも、X形主筋がせん断力に対して有効に作用し、平行配筋柱に比して極めて耐震的な性状を示す。 |
| PDFファイル名 | 009-01-2050.pdf |