種別 | 論文 |
主題 | 柱式橋脚を有するフーチングのせん断設計について |
副題 | |
筆頭著者 | 石橋忠良(JR東日本) |
連名者1 | 斉藤啓一(鉄道総合技術研究所) |
連名者2 | 寺田年矢(鉄道総合技術研究所) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 9 |
号 | 2 |
先頭ページ | 317 |
末尾ページ | 322 |
年度 | 1987 |
要旨 | 1.はじめに 小数本のくいを用いたフーチングのせん断設計手法について、橋脚の形状が壁式の場合は、筆者らが実験的研究を行い、すでにその設計手法を提案している。[1] しかし、実構造物においては橋脚の形状が柱式の場合も存在しており、これら柱式橋脚を有するフーチングのせん断設計手法についても、解明が必要とされていた。 今回、橋脚の形状が柱式の場合のフーチングのせん断設計手法を解明するために、模型供試体による載荷試験を行ったので、以下にその結果を報告する。 4結論 本実験並びに解析により得られた主な点を以下に示す。 (1)橋脚の形状が柱式でも、橋脚の形状が壁式の場合とほぼ同様なひびわれ並びに破壊性状を示し、いずれか1本のくい上のフーチング部分が円錐状に破壊するのが認められた。しかし、柱の数が2本でくいを片側3本配置した場合には、片側3本のくいのうちの中央の1本のくいの部分が破壊し、その直後、さらに他の2本のくいの部分も続いて破壊するのが観察された。 (2)橋脚の形状が柱式の場合のフーチングのせん断破壊面は、くい外縁からの垂線と柱全面あるいは角からの垂線の長さが互いに等しくなる距離を結んだ線とほぼみなせる。また、せん断耐力に寄与する範囲は、ほぼ1.6a1までである。 (3)橋脚の形状が柱式の場合のフーチングのせん断耐力を求める手法をほぼ明らかにした。 |
PDFファイル名 | 009-01-2054.pdf |