種別 論文
主題 軽量気泡コンクリートを用いた壁式構造部材の曲げ・せん断強度
副題
筆頭著者 石橋一彦(千葉工業大学建築学科)
連名者1 林暁光(   工業大学建築系)
連名者2  
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 391
末尾ページ 396
年度 1987
要旨 1.はじめに
軽量気泡コンクリートと呼ばれるものの内、比重が1.1で圧縮強度が90kg/cm2程度のものは文献1)によると比重および圧縮強度が比較的大きく、3階建以上の住宅の場所打の構造材料として設計し易い性能を有すると考えられる。この種の材料を用いた建物は壁式構造であり、耐震設計は主として壁量に支配されるが、耐震壁を結ぶ境界梁や壁の長さが短くて壁柱とみなされる部材が一部含まれるので保有耐力算定のためには、これらの部材の曲げおよびせん断強度の確認が必要である。そこで3階建の試設計を文献3)の軽量気泡コンクリートを用いた壁式構造の設計要項に則って行い試験体を作製した。文献2)にも触れられているように、低強度のコンクリートには高強度の異形鉄筋を用いることが有効ではないが、本研究では限界点を捜すためSD30材で設計し、試験体ではさらにSD35材相当の鉄筋を主筋として使用した。本研究の目的は比較的高強度の軽量気泡コンクリートを用いた梁や壁柱の曲げおよびせん断の加力実験を行いその終局強度に関する設計式を得ることである。

7.結論
かさ比重1.1、圧縮強度90kg/cm2程度の軽量気泡コンクリートを使用した住宅などの境界梁や壁柱について耐震設計のため保有耐力等を算定する場合、部材断面が20cm×65cm程度になるものについては曲げおよびせん断の終局強度について次の設計式を提案する。
1)曲げ終局強度MuSLW=0.85Mu
2)せん断終局強度τuSLW=0.69τumin
ここにMuは文献5)の付20.で与えられ、τuminは荒川式である。
PDFファイル名 009-01-2067.pdf


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