種別 | 論文 |
主題 | 鉄筋コンクリート壁の耐震機構に関する研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 井上範夫(鹿島建設技研) |
連名者1 | 小鹿紀英(鹿島建設小堀研) |
連名者2 | 鈴木紀雄(鹿島建設小堀研) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 9 |
号 | 2 |
先頭ページ | 403 |
末尾ページ | 408 |
年度 | 1987 |
要旨 | 1.はじめに 鉄筋コンクリート耐震壁の最大せん断耐力に関する研究は古くから数多く行われてきているが、特に近年、従来の実験的研究に加えて解析的研究が盛んに行われるようになってきた。なかでも、南1)、加藤・称原2)、狩野・白石ら3)、塩原4)は終局強度理論に基づいて、最大耐力算定用のマクロモデルを提案しており注目される。 本論文では、筆者らが開発したコリンズ理論に基づくFEMプログラムにより求めた鉄筋コンクリート耐震壁の終局耐力状態に、加藤・称原の圧力場理論を適用することによって、終局時の応力状態を論じることを試みる。 5.むすび 本研究では、シアスパン比の小さい場合と大きい場合を例として、FEMの結果のひずみ、応力状態をそのまま反映してはり機構、アーチ機構に負担力を分離する手法を試みた。従来のマクロモデルでは、これらの機能の和としての耐力が実験値と対応しているかどうかを主な観点として検証を行っているが、より良いマクロモデルを提案するには、各機構の分担割合等についても実状と合っているかどうかの検証も行うべきと考える。ここで提案した手法は、そのために有効な手段と考えられ、各種耐震壁に適用して検討を行う予定である。 |
PDFファイル名 | 009-01-2069.pdf |