種別 | 論文 |
主題 | SFRC中の異形鉄筋の付着、定着性状に関する実験研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 寺岡勝(フジタ工業技術研究所) |
連名者1 | 横須賀誠一(フジタ工業技術研究所) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 9 |
号 | 2 |
先頭ページ | 567 |
末尾ページ | 572 |
年度 | 1987 |
要旨 | 1.はじめに 鋼繊維補強コンクリート(略号:SFRC)の優れた力学特性に着目した構造部材への適用研究が、近年多く行なわれてきている[1]。その結果、SFRCと鉄筋との併用による鋼繊維補強鉄筋コンクリート部材は、鉄筋コンクリート部材に比べ、優れた力学性能(特に、せん断強度及び変形性能)を有することが明らかになってきている[1]。しかしながら、鋼繊維補強鉄筋コンクリート部材の基本的な力学特性の一つである鉄筋とSFRCとの付着及び定着性状に関しての研究は、僅かにSwamyらの引張付着性状の研究[2]、亀田らの90°折曲げ定着性状の研究[3]があげられるだけで、定量的な評価をするためには不十分な状態である。 本研究は、上記のことを踏まえ、SFRC中の異形鉄筋の付着及び定着性状を明らかにすることを目的とし、引抜及びはり型の付着実験、90°折曲げ定着実験、十字型柱・はり接合部内のはり主筋の付着及び定着実験を行ない、主として鋼繊維混入率が付着及び定着性状に与える影響を検討したものである。なお、本研究の一部は、文献[4]、[5]で発表したものである。 6.結論 1)SFRC中の異形鉄筋の付着及び定着の強度と引抜き変形性能は、普通コンクリート中のそれに比べ、改善される。 2)十字型柱・はり接合部パネルにSFRCを用いれば、接合部内はり主筋の付着及び定着性状が改善され、接合部せん断強度の増加と相まって、はりの力学性状が改善される。 |
PDFファイル名 | 009-01-2097.pdf |