種別 報告
主題 大型遠心脱水機による海砂の除塩について
副題
筆頭著者 田沢栄一(広島大学工学部)
連名者1 白木久(北川鉄工所技術部)
連名者2 桶本冶郎(北川鉄工所技術部)
連名者3 永久利夫(北川鉄工所技術部)
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 35
末尾ページ 38
年度 1987
要旨 1. まえがき
近年、コンクリート構造物の塩害による早期劣化が社会問題化し、コンクリートの品質向上、耐久性向上を図るための措置としてコンクリート中の塩化物総量規制が昭和62年4月1日より実施された。河川骨材の採取規制に伴い最近全国的に海砂が多量に採取されるようになり、特に西日本では海砂がコンクリート用細骨材使用量の大部分を占めるに至っている。コンクリート中への塩化物進入経路のうち、特に現在問題になっている海砂からの塩分混入の実態にからみ、従来の除塩法(散水法、自然放置法、どぶ漬け法)に変わる均一性、信頼性の高い機械式除塩法が要求されていた。そこで今回、大型遠心脱水機を使用し、海砂の除塩処理(以下処理と称す)に関する基本的な考察を行うことを目的とした実験を行った。

5. まとめ
(1)散水と脱水を繰り返す(2〜3回が実用的)処理方式によって、水洗(どぶ漬け法)に必要な理論水量以下の水量で除塩できる。
(2)海砂の除塩性は、各砂固有の物理的性質によって決定されるが、塩分濃度0.3%程度の海砂を0.02%までに除塩するには、散水率30%以下(散水回数3回)でよい。
(3)処理砂の物理的性質は処理前に比べほとんど変化しない。
PDFファイル名 009-02-1007.pdf


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