種別 | 報告 |
主題 | 大水深下における特殊水中コンクリートの打設実験 |
副題 | |
筆頭著者 | 内田明(前田建設工業技術研究所) |
連名者1 | 首藤芳久(前田建設工業技術研究所) |
連名者2 | 舟橋政司(前田建設工業技術研究所) |
連名者3 | 山田一宇(前田建設工業技術研究所) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 9 |
号 | 1 |
先頭ページ | 315 |
末尾ページ | 318 |
年度 | 1987 |
要旨 | 1.まえがき 近年、水中コンクリート用特殊混和剤の出現により、水中に直接コンクリートを打設しても材料の分離を生じることなく、しかも流動性、充填牲に富んだ特殊水中コンクリートが開発され、その需要が増加する傾向にある。さらに、計画中の大型海洋プロジェクトにおいてもその適用性が検討されており、多くの研究が実施されている。しかしながら、従来の研究はほとんどが水深の小さな場合に限られており、大水深下での特殊水中コンクリートの挙動はいまだ十分に把握されているとは言い難い。 著者らは、この点に着目して大水深下での特殊水中コンクリートの流動性状、強度、空気量およびこれらの均一性対する水深の影響を明らかにするとともに、充填性、打ち継ぎ目の性能等施工上の問題点についても検討することを目的として、大型水槽を用いて一連の実験を行なっている。 ここでは、主として水深が異った場合の特殊水中コンクリートの流動性状および強度特性等について得られた成果を報告する。 4.まとめ 本実験の範囲内では、スランプフロー値とコンクリートの打設速度が特殊水中コンクリート打設時の流動性状に影響を及ぼすこと、さらに硬化後採取したコアの試験結果より特珠水中コンクリートの品質は、大水深下においても極めて優れていることが実証された。 今後、最大骨材寸法を大きくした場合、打設速度を大きくした場合、あるいは充填性および打ち継ぎ目の性能等、実際の施工に対応した実験を行なうことによって、大水深下で所要の品質を確保できる特殊水中コンクリートの施工法についても検討していく予定である。 |
PDFファイル名 | 009-02-1055.pdf |