種別 | 報告 |
主題 | 低粉じん型の湿式吹付けコンクリートに関する研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 竹内恒夫(間組技術研究所) |
連名者1 | 畠山修(間組技術研究所) |
連名者2 | 木川田一弥(間組技術研究所) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 9 |
号 | 1 |
先頭ページ | 319 |
末尾ページ | 322 |
年度 | 1987 |
要旨 | 1.はじめに 吹付けコンクリートは、NATMの普及に伴いその施工時に発生する粉じんが作業環境を悪化させ作業効率の低下などをきたすため、近年、低粉じん型吹付けコンクリートの要望が高まっている。筆者らは、これまでスクイズ式の吹付け機を用いて、低粉じん型の吹付けコンクリート工法の技術を確立すべく、吹付け機の圧送特性1)、急結剤とコンクリートが混合するノズルに着目したコンクリートの混合性状2)や吹付け方法と吹付け材料の組合わせ3)について検討してきた。 今回、これまでの技術を組合わせて吹付けコンクリート施工時の発生粉じんの極めて少ない湿式吹付け工法を開発した。本研究は低粉じん型に用いる液体急結剤の特性について粉体急結剤との比較を行い、吹付け実験を実施し、問題点の改良を行って新しい吹付けシステムを検討したものである。 6.まとめ 低粉じん型吹付けコンクリートについてまとめると以下のようになる。 (1)従来の吹付けシステムでの粉じん濃度は、粉体急結剤を用いた場合は17.4mg/m3、液体急結剤を用いた場合が13.3mg/m3でありいずれの場合でも低粉じんとは言えない。 (2)スクイズ式ポンプを用いたコンクリート圧送式に、粉じん低減剤供給装置、液体急結剤供給装置と混合ノズルを用いた吹付けシステムは、粉じん頻度が2mg/m3以下となり極めて高い低粉じん効果が認められた。 (3)粉じん低減剤に珪砂7号を増量材として用いることにより、粉じん漉度の低減およびはね返り率の低減に効果がある。 |
PDFファイル名 | 009-02-1056.pdf |