種別 | 報告 |
主題 | 長年月、海洋環境下において供用された水路の耐久性調査 |
副題 | |
筆頭著者 | 石橋輝樹(国鉄東京建築工事局) |
連名者1 | 田靡毅(国鉄東京建築工事局) |
連名者2 | 竹田宣典(大林組技術研究所) |
連名者3 | 青木茂(大林組技術研究所) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 9 |
号 | 1 |
先頭ページ | 435 |
末尾ページ | 438 |
年度 | 1987 |
要旨 | 1.まえがき 海洋環境下におけるコンクリート構造物においては、塩素イオンの浸透による鉄筋の腐食が問題となる。鉄筋の腐食は、構造物の耐久性に大きく影響を及ぼすが、その進行状況は、環境条件、経過年数、コンクリートの品質等によって異なる。この報告は、海岸に面した火力発電所のタービン用水路の付替工事に伴い、施工後約60年間および30年間、海洋環境下において供用されたコンクリートの水路の数箇所において、塩分浸透および鉄筋の腐食等について調査を行った結果をまとめたものである。 4.まとめ (1)調査を行った昭和5年および昭和32年施工のコンクリートは、密実・竪硬であり、力学的性質や鉄筋の腐食状況から構造物の保有耐力は十分であると判断される。 (2)構造物が供用された環境条件は、コンクリート中の塩分浸透量および鉄筋の腐食に影響を及ほすが、長年月経過し、コンクリート中に多量の塩分が浸透した場合でも、密実・竪硬なコンクリートであれば鉄筋の腐食は軽度であり構造物は十分な耐久性を保っている。 |
PDFファイル名 | 009-02-1076.pdf |