種別 | 報告 |
主題 | 超高強度セメント系グラウト材を充填したねじ鉄筋カプラー継手の施工性と継手性能 |
副題 | |
筆頭著者 | 大野鉄(住友金属工業小倉製鉄所) |
連名者1 | 小山清一(住友金属工業総合技術研究所) |
連名者2 | 宇都宮武也(住友金属工業土木建材部) |
連名者3 | 玉木俊之(電気化学工業中央研究所) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 9 |
号 | 2 |
先頭ページ | 585 |
末尾ページ | 588 |
年度 | 1987 |
要旨 | 1.まえがき ねじ鉄筋の表面には熱間圧延によって雄ねじふしが形成されているため、これに適合する雌ねじを内面加工したカプラーを用いて、信頼性の高い機械継手を容易に設けることができる。しかし、鉄筋表面の雄ねじの寸法精度は機械加工よりやや劣るため、カプラーとのねじ山間にわずかな間隙が生じる。この継手剛性を母材並みとするためねじ山の間隙にエポキシ樹脂を充填する工法が開発されているが、耐火・耐熱性の要求される部位への適用範囲は限定される[1]。 ここでは、樹脂に代わり耐熱性に優れる無機質の超高強度セメント系グラウト材の適用性を検討したので、その結果につき報告する。 4.まとめ 超微粒子シリカヒュームを内割で20vol.%置換した超高強度セメント系グラウト材のねじ鉄筋カプラー継手充填材への適用性を検討し、以下の知見を得た。 (1)超高強度セメント系グラウト材の塑性粘度ηplは同一フロー値の早強セメソトペ−ストの10〜20倍と高い。(2)カプラー継手用グラウト材のηplは施工性から50≦ηpl≦500poiseが望ましい。また、母材並みの継手剛性を満たすグラウト材の弾性係数EGはEG≧1×105kgf/cm2(σG≧700kgf/cm2)である。 |
PDFファイル名 | 009-02-2100.pdf |