種別 | 論文 |
主題 | 中心軸圧縮を受ける鉄筋コンクリート柱の非線形モデル |
副題 | |
筆頭著者 | 吉川弘道(武蔵工業大学) |
連名者1 | 石川雅美(東急建設) |
連名者2 | 山本俊彦(東急建設) |
連名者3 | 相馬直人(武蔵工業大学) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 12 |
号 | 2 |
先頭ページ | 417 |
末尾ページ | 420 |
年度 | 1990 |
要旨 | まえがき 鉛直軸圧縮力を受ける鉄筋コンクリート柱は、横補強筋を配することによって、その体積膨張を拘束し、強度・靭性が著しく改善される。このような拘束されたコンクリートは3軸圧縮状態となり、いわゆるconfined concreteと呼ばれ、Kent・Park、Iyenger、六車らなどのいくつかのモデル化が提案されている(これについては、例えばに詳しい)。これらの研究は、いずれも横補強筋量およびその形状・ピッチ、あるいはコンクリートの圧縮強度などを影響因子とする実験式で記述され、実験結果との良好な一致を見ている。これらの研究は、その対象とする実験の範囲内においては、その実験結果を精度良く説明するものの、拘束状態のメカニズムに基づいたものとは言い難い。そこで、本研究は、このような実験的な立場とは異なり、連続体力学で常用される3個の支配方式により、RC柱の力学場を記述することから出発し、その非線形挙動(変形・強度)に関する解析モデルの構築を試みるものである。 あとがき 本研究は、3軸応力状態にあるコンクリートと補強筋で構成される複合材料を解析的に再現し得ることを試みたものである。これによって、基本的な非線形性や、補強筋の拘束効果を十分に説明できることが確認された。今後は、破壊近傍での体積膨張(dilation)の表現と横補強筋のピッチと形状の評価などを付加することにより、本理論をさらに発展させることを考えている。 |
PDFファイル名 | 012-01-2069.pdf |