種別 論文
主題 コンクリートの中性化と透気性
副題
筆頭著者 笠井芳夫(日本大学生産工学部)
連名者1 松井勇(日本大学生産工学部)
連名者2 長野基司(日本大学生産工学部)
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 189
末尾ページ 192
年度 1984
要旨 1.まえがき
 鉄筋コンクリート構造物の耐久性は、コンクリートの中性化とこれに伴う鉄筋の腐食によって支配される。中性化は空気中の炭酸ガスのコンクリートへの拡散が起因となり、鉄筋の腐食速度は酸素の到達量に比例すると考えられる。これらは、いずれもコンクリートへ侵入する気体の量によるもので、コンクリートの透気性と密接な関係を有している。
 コンクリートの透気性の試験はいくつか報告されているが、コンクリートの透気性と中性化との関係は明らかにされていない。
 筆者らは、先報において、比較的マッシブなコンクリート供試体について、試作簡易透気性試験装置により測定した簡易透気速度と中性化探さとの関係を示した。本報では、調合を変えたコンクリートについて、促進中性化深さと簡易透気速度との関係について述べる。
4.むすび
 コンクリートの調合を変えた供試体を用いて、中性化促進試験を行い。簡易透気速度と中性化との関係について試験した結果を要約すると次のようである。(1)コンクリートの中性化深さは、中性化促進期間が長くなるほど大きくなる。(2)コンクリートの中性化深さは低水セメント比ほど小さい。(3)簡易透気速度は中性化深さが大きくなるに従い大きくなる。(4)同一中性化促進期間においては、簡易透気速度と中性化深さとの関係は、両対数座標上で直線を示した。また、この直線の傾き(係数b)は促進期間に関係なくほぼ一定となり、切片(係数a)は促進期間が長くなる程大きくなる。
PDFファイル名 006-01-0048.pdf


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