種別 | 招待報告 |
主題 | 鋼・コンクリート合成構造の特性と複合構造への展開 |
副題 | |
筆頭著者 | 池田尚治(横浜国立大学) |
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連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 12 |
号 | 2 |
先頭ページ | 1 |
末尾ページ | 6 |
年度 | 1990 |
要旨 | はじめに 「コンクリート工学」誌1983年12月号には特集として「コンクリートと合成構造」が編集された。また、同誌の1989年10月号からは、講座として「合成構造の設計法と問題点」が掲載されている。これらの内容には、合成構造についての各著者の種々の角度からの概念や方向性が示されており誠に貴重な資料である。コンクリート工学にとっての合成構造の位置付けは当然のことながら時代とともに変化するものであり、現時点での合成構造に対する取組方は1983年当時とは若干異なっている点もあると思われる。土木学会においては土木学会誌に合成構造に関する概況報告を行った後、1986年9月と1989年9月にそれぞれ「合成構造の活用に関するシンポジウム」を開催し、また、1989年3月には「鋼コンクリート合成構造の設計ガイドライン」を刊行した。コンクリートはその脆性さ故に鋼材等の補強材なしでは構造部材として成立ち得ないことから、鋼材等との複合や合成は必須の課題であり、材料の進歩を含む技術の発展に対応して、より合理的な複合を目指すことが重要である。 おわりに 鋼構造側からもコンクリート構造側からも複合構造へのアプローチは必然的な方向の一つであると思われる。何故なら複合構造は本質的に競争に強いからである。ただし、設計、施工に際しては多くの創意と苦心が要求されると思われる。なお、本文は著者の最近の論文の内容を中心にとりまとめたので参考文献はその中に記載してある。 |
PDFファイル名 | 012-03-0001.pdf |